国際的に活躍する写真家・石内都の大規模個展が横浜美術館で開催

《ひろしま #106 Donor: Hashimoto, H.》2016年 ©Ishiuchi Miyako

現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりである石内都さんは、本学染織デザイン専攻に在学、その後独学で写真を始めます。今回の展覧会では、在学中に織りを学び、被写体の「肌理(きめ)」に対する鋭敏な感覚を備えていることが、代表作のエッセンスを捉えるキーワードになっています。

横浜美術館で本展の担当学芸員をされているのは08年大学院芸術学修了・大澤紗蓉子さんです。

本展のタイトルとなった「肌理(きめ)と写真」という言葉は、石内さんが考えたものです。本展は、この「肌理」というキーワードのもと、初公開となるデビュー前の作品から最新作までを「横浜」「絹」「無垢」「遺されたもの」の4章で構成しました。多摩美術大学で染織を学んだ後、写真家として40年間、「印画紙の肌理」「被写体の肌理」に強い関心を抱いて制作を続けてきた石内さん。石内さんが築きあげた濃密な空気、気配、記憶をもつ写真世界をぜひご覧ください。展示空間の作り方、作品の展示方法など、写真を表現にしている方には多くのヒントが詰まった展覧会でもあると思います。(横浜美術館 学芸員 大澤紗蓉子)

フライヤーをはじめ、展覧会のアートディレクションを手がけるのはグラフィックデザイン学科・加藤勝也講師。
会期中の2月18日(日)には石内都さんの創作を追った映画の上映会&トークで、ゲストに共通教育・椹木野衣教授も登壇します。

詳細は展覧会ウェブサイトをご覧ください。

石内 都  肌理(きめ)と写真

会期:2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)
時間:10:00~18:00(3月1日は16:00まで、3月3日は20:30まで/入館は閉館の30分前まで)
会場:横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
休館日:木曜日(3月1日をのぞく)、年末年始(2017年12月28日[木]~2018年1月4日[木])

展覧会ウェブサイト:
http://yokohama.art.museum/special/2017/ishiuchimiyako/