新刊『遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム』

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20世紀を代表するデザイナーのひとりであるヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンの自伝(1994年、ラルス・ミューラー社)に、グラフィックデザイン・佐賀一郎 准教授などが日本特別編集版として主要なポスター作品、解題を加えた書籍がビー・エヌ・エヌ新社より発行されました。この書籍は佐賀准教授などが中心となり、4年間にわたって行われていた本学共同研究の成果が反映されています。
また、それに関連して、銀座蔦屋書店(GINZA SIX 6F)で同准教授も参加するトークイベントが開催されます。

『遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム』

佐賀一郎 監訳・解題(グラフィックデザイン学科 准教授)

ビー・エヌ・エヌ新社|2018年5月24日刊|3,200円+税

【トークイベント】
特別講義:ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンとグリッドシステム
佐賀一郎×小田雄太×青松基 モデレーター:吉田知哉

会期:2018年7月11日(水)19:30~21:00
会場:銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE

詳細はこちら:
銀座 蔦屋書店
20世紀を代表するデザイナーのひとりであるヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンの自伝に解題を添えた本書は、デザインを通じてありのままの自己を社会の中で生かそうと試みた人物の、真剣で自由な遊びの記録です。本書が、広く学生やデザインを含めた造形芸術に携わる人々に読まれることを願っています。
本書刊行を記念して銀座 蔦屋書店で開催されるイベント「ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンとグリッドシステム」では、本書の担当編集者である吉田知哉氏(Concent inc. ex.BNN)をモデレーターに迎え、ミューラー゠ブロックマンがその実作と著作、教育活動を通じて示したグリッドシステムの現代的意義を、アートディレクターとして活躍する小田雄太氏(COMPOUND inc./グラフィックデザイン学科非常勤講師)、青松基氏(Concent inc.)とともに検討します。

佐賀一郎 准教授

共同研究との関係について

同書の編集制作には本学共同研究の成果が反映されています。
具体的には、竹尾ポスターコレクション共同研究の成果展として、ポスター共同研究会の企画で開催した以下の展覧会:

  • 「ノイエ・グラーフィクとその時代:グラフィックデザインの新潮流1958–1965」
    会場:多摩美術大学アートテーク、2016年6月
    関連情報1関連情報2
  • 「ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン:遊びある真剣、そして真剣な遊び」
    会場:竹尾見本帖本店、2017年3月[アートディレクション:澤田泰廣(グラフィックデザイン学科教授)]
    関連情報

および、共同研究の成果を援用しながら執筆した原稿:

  • 「ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンと吉川静子」
    在日スイス大使館発行『swiss design stories』所載、2018年2月発行
    関連情報1関連情報2

の内容が反映されています。
そして、株式会社竹尾とポスター共同研究会の調査協力のもと、竹尾ポスターコレクションに含まれるミューラー゠ブロックマンのポスター49点が掲載されています。

2018年6月28日 18:17