新たなアプローチで世界でも類のない文様研究の取り組み 学内報告会開催

学内共同研究プロジェクト「アジアの装飾文様のアーカイブスと教育活用に関する研究」の初年度成果報告イベントが、12月8日に本学図書館 アーケードギャラリーで開催されました。

多摩美術大学にはかつて文様研究所があり、継続して科研費を獲得し、考古学文様はムカルナス幾何学文様の調査研究など、国内外で精力的な活動を続けてきました。この共同研究はその遺産を継承しながら、デジタルテクノロジーやメディアネットワークを活用し新たなアプローチで世界でも類のない文様研究に取り組もうとするものです。

今回のイベントでは、成果物として制作された二本の映画上映、さらに教員4名によるトークセッションが行われました。
また、文様研究の成果を住空間の中に落とし込む試みとして、八王子キャンパス アートテーク1Fの多目的トイレでデジタル・プリント技術を使って制作したオリジナル・バテックによる壁紙や装飾を施し、従来のトイレを「明るく楽しい学べるトイレ」に作り変えるための展示が行われました(この展示は12月20日まで開催)。

プロジェクトMONYO21/22 文様は世界をリンクする
文様アーカイブス映画上映とトークセッション & MONトワレット2017

上映とトークセッション

日時:2017年12月8日(金)16:30~18:00
場所:多摩美術大学図書館 アーケードギャラリー
登壇:山形季央(グラフィックデザイン学科教授)、伊藤俊治(東京芸術大学先端芸術学科教授/情報デザイン学科客員教授)、佐々木成明(情報デザイン学科准教授)、深津裕子(共通教育教授)
映画:「チリとラマ バリ島の想像力を揺れ騒がす不思議な文様」
   「魔女ランダと布 イカット文様に宿る魔除けの力」

トークセッションでの報告内容

山形季央教授:資生堂の唐草文様を使ったデザイン展開について
深津裕子教授:アジアのカスリ文様やバリ島の布に表される文様と信仰についての関連性について
佐々木成明准教授:デジタル技術を使った新たな文様デザインとその利用と可能性について
伊藤俊治客員教授:ヒンドゥ教伝来以前から続くバリの土着的文様の現状について

MONトワレット2017展示

日時:2017年12月4日(月)~20日(水)
場所:多摩美術大学八王子キャンパス
   アートテーク1F 多目的トイレ