講座番号
3211

陶ことはじめ—つくる悦びを学生とともに

陶という言葉から、何を思い浮かべるのでしょう。日々の暮らしに寄り添う器、あるいは素材との対話から生み出されるさまざまなかたち。土にふれ、手で考えながら、陶の持つひろがりある世界を体感しませんか。時には学生たちと課題を共有したり、制作現場を訪ねてみます。

講座内容

第1~9回 講義―陶とは、土・釉薬について/赤土・白土にふれる/作品構想/土選び/成形/釉薬かけ/窯出し/講評

開講日 2011年9月28日~12月7日の水曜日(11月2日、23日除く) 全9回
時間 10時00分~12時30分
場所 八王子キャンパス
受講料 4万500円(材料費・焼成費別途1万5000円)
定員 15名
申し込み締切 9月7日必着
講師 樋口健彦[現代美術作家、本学非常勤講師。陶や墨等を素材に、球体や層状の形体などを制作]

コラム 「ものづくりの風―八王子キャンパスを訪れる」

八王子キャンパスの正門を過ぎると、緑があふれる起伏のなかに、巨大な彫刻やガラス張りの図書館、開放的な空間が現れて目を驚かせます。

学生の制作をいつも近くで見守る猫たちが、悠々と横切る坂道を進むと、キャンパス内に点在する実技棟があります。陶やガラスの工房では学生たちが真剣な表情で作品に向かっている姿を外からも眺められます。学生の作品は、各棟のギャラリーで一年中いつも、さまざまなかたちで展示されています。

さらに、秋に開催される芸術祭では、アトリエの一部も展示室となり、学生たちの渾身の作品を見ることができます。露店で作品を購入できたり、歌い踊る若いエネルギーに圧倒されたりと、さまざまな出会いに満ちたイベントです。

豊かな自然のなか、学生たちが切磋琢磨するこのキャンパスで、皆さんも一緒に制作に取り組んでみませんか。

(文・寺田佑子〈事務局〉)